2023-06-12

E-A-Tとは?GoogleがSEOでも重要視するサイト評価基準

Googleに関する記事

E-A-TはGoogleの検索品質評価ガイドラインで定義されてるウェブサイトの評価基準のことです。

Googleは、高品質なコンテンツをユーザーに提供するために、E-A-Tを重要視しています。ウェブページのランキングに影響を与える要素の一部とされており、E-A-Tを向上させるためには、信頼性のある情報の提供や専門性の証明、オーソリティの構築などが重要とされています。

なお、E-A-Tという概念から一歩進んだ、E-E-A-Tというのが昨今の主流です。E-A-Tとの違いや、変遷の背景を解説します。

E-E-A-Tは、SEO対策としても重要視される基準のひとつですので、しっかり理解してコンテンツの品質アップに役立てましょう。

Webサイト評価基準「E-A-T」

E-A-TはGoogleの検索品質評価ガイドラインに掲載されているウェブサイトの評価基準のひとつです。専門性、権威性、信頼性が高いページを評価し、検索結果の質を向上させることが狙いです。特に、医療、法律、財務などの重要な情報に関するページにおいて、E-A-Tは非常に重要な要素となります。

それでは詳しく解説していきます。

E-A-Tとは

  • E=専門性
  • A=権威性
  • T=信頼性

専門性(Expertise)

コンテンツが専門知識や信頼性を持つかどうかが評価されます。コンテンツの作成者やウェブサイトは、当該トピックや業界に関する専門的な知識や経験を持っている必要があります。

例えば、病気の症状に対する対処法などは、医療に詳しくない人が書いた記事よりも、現役の医師や研究者、医療関係者などの専門家が書いた記事の方が、性格でより詳しい内容が期待できますね。専門性の高さゆえユーザの疑問を解消し、それが評価され上位表示されるというわけです。

権威性(Authoritativeness)

「誰が言ったか」ということの重要性です。コンテンツの作成者やウェブサイトが、その分野での権威を持っているかどうかを評価します。バックグラウンド、信頼性のあるソースの引用、業界への貢献などが権威性を示す要素とされます。

同じ医者でも、研修医の立場と医師会の会長の立場では客観的な重みが違いますね。また、サイトや記事がSNSなどでシェアされたり、多数のサイトで引用、リンクされるなどすることで権威性は高まります。

信頼性(Trustworthiness)

コンテンツの作成者やウェブサイトが信頼性があるかどうかを評価します。信頼性は、正確な情報の提供、事実確認、透明性、プライバシーへの配慮など、ユーザーの信頼を獲得するための要素です。

サイト内に運営者情報やプロフィールを明記したり、明確な根拠があるデータを引用することで、読者の信頼性が高まります。

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新要素の経験(Experience)を加えた「E-E-A-T」

2022年12月15日に、検索品質評価ガイドラインがアップデートされ、上記の「E-A-T」にExperience(経験)が追加され「E-E-A-T」という新たな評価基準になりました。読み方は「イーイーエーティー」、「ダブルイーエーティー」です。

E-E-A-Tとは

  • E=経験
  • E=専門性
  • A=権威性
  • T=信頼性

新要素の経験(Experience)

経験(Experience)とは、コンテンツ作成者の実体験や実経験に基づいて作成されていることです。

実際に製品を使用している、実際にその場所を訪問している、誰かが経験したことを伝えているなど、コンテンツにある程度の経験が織り込まれているかどうか評価されます。

引用:Google 検索セントラル ブログ「品質評価ガイドラインの最新情報: E-A-TにExperienceのEを追加」

例えば、あるプログラミング言語の関数について知りたくてコンテンツを検索するとします。参考書をそのまま引用した内容を紹介している記事と、エンジニアとして長年働く人が業務上の実際の経験を紹介している記事では、一般的にどちらが評価されるでしょうか。
リアルな経験を通して書かれた記事であれば、そうでない記事よりユーザの疑問や課題解決に資する。結果としてGoogle検索の、ユーザへの信頼にも繋がる、ということでしょう。
より具体的な経験に基づく、熱量あるコンテンツ制作を目指しましょう。

E-A-Tとの違い

経験(Experience)が追加されたことに加え、信頼性の位置付けに少し変化がありました。

信頼性TrustworthinessがTrustに変わりました。今までと意味は変わらず「信頼性」と解釈して問題ありません。
E-A-Tでは専門性、権威性、信頼性の3項目は並列に掲げられていました。しかし、検索品質評価ガイドライン内の図を見ると分かりますが、E-E-A-Tでは経験、専門性、権威性の3要素の上位概念に信頼性がある、という位置づけと明示されています。

E-E-A-T(ダブルイーティーエー)の相互関係


引用:Google「General Guidelines」

どれだけ専門性があり、それが経験に裏付けされており、その分野の第一人者であっても、それらに先立ち信頼できることが評価の前提となるということです。

E-A-Tがガイドラインに追加された背景

E-A-Tが評価基準としてガイドラインに明示された背景には、中身のないコンテンツが量産されるようになり、そういった記事が上位表示可能な状況が続いていたことにあるのではないでしょうか。知識も経験もないライターの根拠に欠ける記事が多く公開され、中にはテクニカルな方法を用いて検索結果の上位に表示されていました。

YMYLジャンルでの影響が大きい

特に問題視されたのが、健康被害に繋がりかねないような誤った医療情報や、ユーザが金銭的な損失を被ってしまいかねない様な、無責任な低品質コンテンツが数多くありました。
この状況を改善するため取り入れられたのが、E-A-T(E-E-A-T)評価基準のガイドライン追加であり、YMYLに関するアルゴリズムの変更だったのです。

E-E-A-T 自体はランキングに直接影響する要因ではありませんが、E-E-A-T が優れているコンテンツを特定できる要素の組み合わせを使用することは有効です。たとえば、Google のシステムでは、人の健康や安全、経済的安定、社会の福利厚生に大きく影響する可能性のあるトピックについては、E-E-A-T が優れたコンテンツを特に重視します。Google はこうしたトピックを「Your Money or Your Life」、または略して YMYL と呼びます。

引用:Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」

上記からも分かりますが、E-E-A-Tが優れてるコンテンツは(直接ではありませんが)、有効なSEO効果が期待できます。特にYMYLジャンルのコンテンツに関しては、E-E-A-Tを意識することでSEO効果、検索順位の向上を狙いましょう。

※YMYLとは

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E-E-A-TはGoogleのアルゴリズムか

E-E-A-Tは検索結果順位を決定する、Googleのアルゴリズムなのでしょうか?

2019年10月7日~10日にアメリカのラスベガスで開催された「PubCon Las Vegas 2019」のQ&Aセッションにて、Googleのゲイリー・イリェーシュ氏は「Googleは何百万もの小さなアルゴリズムの集まりであり、それらが一体となり、ランキングスコアを算出している。こうしたベイビー・アルゴリズムの多くは、Webページやコンテンツ内にある、E-A-Tとして概念化が可能なシグナルを探している。」と述べた。

つまり、E-A-T(E-E-A-T)はアルゴリズム自体を指すわけではなく、Googleのアルゴリズムが、E-A-T(E-E-A-T)の評価に関連するシグナルを探し評価している、らしいです。

分かりずらいと感じたのはわたしだけでしょうか?笑
結局のところ、E-A-T(E-E-A-T)がアルゴリズム自体ではないとして、アルゴリズムによってE-A-Tが評価されるということは、結果としてアルゴリズムに反映されていると言えないでしょうか。

この点について、あまり深く考える必要性がないように思います。コンテンツの作成に際してはE-A-T(E-E-A-T)を考慮する必要があり、特にYMYLジャンルでは重要だということでしょう。

まとめ

E-E-A-TはSEOに関する特定のアルゴリズムであると、勘違いされることが少なからずあるようです。わたしも以前はそう思っていました。

E-E-A-TはあくまでもGoogleが提唱するコンテンツ評価基準、ガイドラインという位置づけです。E-E-A-Tを意識したコンテンツ制作をすることはもちろん重要ではありますが、過度に振り回される必要はないと思います。

専門家でなくても初心者の視点でコンテンツを作ることは可能ですし、初心者の視点を求めている人もいるでしょう。実際に経験がなくても、独自に情報を集めて情報発信することもでき、それが誰かの役に立つかもしれません。その意見は客観的に、少数派の立場からの意見かもしれません。それらがユーザの課題解決に役立つのであれば、検索結果として上位表示されるべきであると思います。

重要なのはユーザの疑問に答え、課題を解決しているか。誰かの問題解決に役立っているかということだと考えます。加えてそれが、信頼性に足るものであれば、コンテンツとして自然に評価されるのではないでしょうか。

正しい情報を熱量をもって作成することが、ユーザひいてはGoogleから最も求められているとわたしは思います。