2023-04-08

Google検索のアップデートにも左右されない!? SEOの基本的な有効施策【7選】

Googleに関する記事

世界中で多くの人々がSEO対策に関する様々な情報を発信しています。しかし、Googleは明確な評価基準を公開していないため、多くの有効とされる対策は、個人の経験や推測に基づくものが主流となっています。現時点で有効とされる対策を愚直に実行するのが、もっとも確実で効果的なSEO対策と言えるのではないでしょうか。

Google検索の評価アルゴリズムを手に入れれば世界を動かせるかもしれませんね。

効果的なSEO対策とは

Google検索セントラルにある「ドキュメント」には、SEOに関する情報がまとめられており、評価に関するヒントになります。
また、Googleで働く中心メンバーの発信する、SEO対策に関する情報は非常に信憑性が高く、重要な情報源となっています。それらはGoogleのガイドラインには載っていない情報も少なくありません。その他、国内外のSEO専門家たちが行う具体的な施策と効果測定の検証も参考になります。

こういった信憑性の高い情報を集めることは重要ですが、全てをキャッチアップして実施するのは難しいでしょう。効果的なSEO対策の重要ポイントをいくつかご紹介します。

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効果的なSEO対策7選

効果が高いSEO対策は以下の7項目です。

  1. キーワード選定が適切であること
  2. キーワードの使用が適切であること
  3. サイトの表示速度を改善すること
  4. モバイルフレンドリーであること
  5. E-A-Tに沿ったコンテンツであること
  6. 内部リンクが最適化されていること
  7. 品質の低いコンテンツへの対処がされていること

施策を意識するだけでも、検索順位を着実に底上げし、安定したアクセスを獲得することが可能になります。

キーワード選定が適切であること

検索からのアクセスを増やすには、適切なキーワード選定を行うことが重要です。検索エンジン最適化(SEO)のためにキーワードを選ぶ際には、検索される頻度(検索ボリューム)が高いかどうか、そのキーワードが本当にブログの内容に関連しているかどうかなどを考慮する必要があります。

検索ボリュームがあるか

確かに、検索ボリュームの多いキーワードを狙う事は重要ですが、そういったキーワードは競合も多く上位表示を狙う事は簡単ではありません。 開設したばかりのサイトであればなおさら、サイトのドメインパワーも充分でないため、はじめからそのようなキーワードを狙うのは適切ではないと考えます。

検索ボリュームが多くなくても、確実に勝てる可能性のあるキーワードから狙っていくべきです。確実に検索からのアクセス流入を増やし、少しずつサイトのドメインパワーをアップさせて行きましょう。

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キーワードの使用が適切であること

適切なキーワードを、タイトルや見出し、画像説明文(alt属性)などに入れることで、それぞれのトピックを明確にしましょう。

キーワードを無理に増やすことは、読者にとっても不快なものとなり、検索エンジンからの評価も下がってしまいます。文章が自然で読みやすく、かつキーワードを適切に配置することが大切です。また、画像説明文やメタデータなどの裏側にある情報も、SEOには重要な要素となりますので、適切に入力することも忘れずに行いましょう。

サイトの表示速度を改善する

コンテンツの読み込み速度を高めることで、Googleから良い評価を得られます。また、ユーザビリティの向上に繋がり、直帰率も低下させることができます。

ページの読み込み速度は、GoogleのPageSpeed Insights(https://pagespeed.web.dev)でチェックできます。コアウェブバイタルという評価基準が加わり、コンテンツの読込みや表示速度に関する指標が表示されるようになりました。コアウェブバイタルは、FID、LCP、CLSの3つのスコアで評価されます。

  • LCP…メインコンテンツが表示されるまでに要した時間
  • FID…操作ができるようになるまでに要した時間
  • CLS…読込みの際のレイアウト崩れ
Google PageSpeed Insights
Google PageSpeed Insightsの診断結果

LCP(Largest Contentful Paint)

LCPは、Webページの表示速度を測定するための指標の1つで、ページのメインコンテンツが表示されるまでの時間を計測します。

  • ページ内で使用する画像を軽量化する
  • キャッシュ機能を用いて無駄な読込みを回避する
  • 無駄なプラグインを削除(停止)する

上記のような対応策を取ることで、ページの読込み速度を向上させGoogleからの評価につなげます。特に、WebPなどの次世代型の画像形式をの導入は必須だと考えます。プラグインで一括変更も可能ですので、ぜひ導入しましょう。

FID(First Input Delay)

FIDは、ユーザーがページを開いてから最初の操作(スクロールやタップなど)ができるようになるまでに要した時間を測定する指標のこと。スコアが低い場合は、個別の問題点を特定して改善する必要があります。PageSpeed Insightsなどのツールを使用して、改善が必要な項目を特定し、修正しましょう。

CLS(Cumulative Layout Shift)

CLSは、ページの読み込み中にレイアウトが変化したときのズレの合計を測定する指標です。ページの読み込み中に要素が表示された場合や、広告が挿入された場合などに発生する可能性があります。この解決策は、ページの読み込み中に要素が移動しないようにする必要があります。例えば、レスポンシブなデザインを使用すること、widthやheightで広告や画像のサイズを事前に指定すること、または要素の遅延読み込みを使用することがあげられます。

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モバイルフレンドリーであること

わたしの運営するEC店舗の利用者も、PCからスマホ中心に以降してきました。それは今後さらに進むと考えます。

Googleはスマートフォンの利用が急速に増加したことを受けて、「モバイルファースト」の方針に切り替え、スマートフォンでの利用を重視するようになりました。そのため、スマートフォンでの閲覧に適したモバイルフレンドリーなウェブサイトがより高く評価されるようになっています。また、Googleは検索結果に表示するウェブサイトのモバイルフレンドリーな状態を確認するための「モバイルフレンドリーテスト」というツールを提供しています。

最近のWordPressテーマやブログサービスは、レスポンシブデザインに対応していますが、数年前に導入した古いテーマやサイトなどはスマホで見たときにデザインが崩れている場合があります。またお問合せフォームなどで、それぞれのオブジェクトが小さく表示されて入力しづらい、見づらいという可能性があります。いつも自分のブログをパソコンでのみ確認しているという人は、スマホでも全体的にチェックすることをお勧めします。スマホでの閲覧が増えている今、モバイルフレンドリーなデザインにすることは重要です。

E-A-Tに沿ったコンテンツであること

E-A-TはGoogleの検索品質評価ガイドラインに掲載されているウェブサイトの評価基準で、Googleが重視する要素の一つです。専門性、権威性、信頼性が高いページを評価し、検索結果の質を向上させることが狙いです。特に、医療、法律、財務などの重要な情報に関するページにおいて、E-A-Tは非常に重要な要素となります。

  • E=専門性
  • A=権威性
  • T=信頼性

インターネットには様々な情報が溢れています。上記に加えて、自分なりの独自性を表現することができれば、ユーザやGoogleに評価されやすいコンテンツができるのではないでしょうか。

E-A-T(最近ではE-E-A-T)の詳細については別記事にまとめましたので、併せてご確認ください。

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内部リンクが最適化されていること

ブログ内の記事と記事を内部リンクで繋げましょう。主にメリットは2つあり、検索エンジンがクロールし易くなるという点と、回遊率の向上です。

内部リンクで記事同士がつながっていることで、Google側がすべてのページをクロール、インデックスし易くなります。ページがインデックスされてはじめて検索結果として表示されるようになります。「合わせて読みたい」や「関連記事」といった形で、よく記事内にリンクが設置されていますね。また、訪問者にとって興味深い関連コンテンツにアクセスしやすくすることができ、読者がウェブサイト上での滞在時間を延ばすのに役立ちます。

結果として、検索エンジンにとってのウェブサイトの価値を高めることになります。

品質の低いコンテンツへの対処がされていること

正しい情報を提供しない、読み手にとって役立たない、SEO対策のために無理矢理キーワードを盛り込んだ、内容の薄い記事は、読者にとって不満足なものになります。それによって、ブログの評判が低下するだけでなく、検索エンジンの評価も下がります。そのため、ブログにとっても読者にとってもマイナスの影響があります。

Googleがガイドラインで設定している低品質コンテンツ

  • 内容の薄いコンテンツ
  • 無断で複製されたコンテンツ
  • 自動作成されたコンテンツ

また、過去に書いた低品質な記事をそのまま残しておくことも、サイト全体の評価を下げる原因になります。そのため、思い切って削除することも検討しましょう。ただし、削除する際には、他の記事へのリンクや、外部からのリンクがある場合は、適切な対処をする必要があります。

まとめ

SEOに関する誤解が多く存在します。そもそも効果が認められないものや、以前は効果があったが現在はそうでないものなど、SEO対策といっても玉石混交。効果のない(薄い)対策に時間と費用をむだにしないよう注意しましょう。有効だと言われる対策も、年々変化があります。お金を払って膨大なサイトにリンクをしてもらうといった、今では見向きもされないような対策がSEO会社によって堂々とされていたこともありました。

なお、個人的に最も重要だと考えるSEO対策は、「ユーザの課題解決に資すること」ではないでしょうか。そういったユーザの課題解決をし得るコンテンツは高品質であり、検索エンジンにとってもユーザーにとっても価値があります。ユーザーが求める情報を提供し、正確で信頼性が高く、かつ専門性や権威性を持ったコンテンツが、検索エンジンの評価基準にも合致し、検索結果にも表示されやすくなるのではないでしょうか。

結局のところ、常に情報をキャッチアップしながら、時代に適した対策を、自身にムリなくできる範囲で試行してゆかなければいけないと考えます。