2022-06-12

サイトのインデックス数を確認する

Googleに関する記事

サイトのSEO対策を考えるうえで、GoogleやYahooといった検索エンジンに作成したWEBページが認識される必要があります。

検索エンジン経由の自然流入を増やすにはWEBページが正しくインデックスされることが条件です。

いくら質のいいコンテンツを用意したとしても、検索エンジンに認識(登録)されなければ自然流入は見込めず、非常にもったいないです。

今回はGoogleにインデックスされているWEBページの確認方法と、検索エンジンにインデックスさせる(促す)方法をご紹介します。

インデックス数の確認方法

ウェブサイトのインデックス数を確認する方法は、site:検索コマンドを使用する方法と、Google Search Consoleを使用する方法の2通りあります。

site:検索コマンドで確認する

WEBブラウザのみで確認することができる、簡易的な方法です。注意してもらいたいのはあくまで簡易的な方法なので、正確性が低く時間帯や環境によって件数にブレが出てしまいます。

後ほど説明するGoogle Search Consoleを使用する方法と異なり、Googleアカウント等も不要で、自身の管理するサイトでなくてもチェックができるというメリットがあります。

確認方法は、site:という文字列に続き、調査を行いたいサイトのドメインをブラウザの検索欄に入力して検索をします。

site:検索コマンド

検索結果が表示されます。表示された検索結果数がインデックス数となります。dailyhackon.comには、145件の検索結果、つまり145件のページがインデックスされています。

また、特定のワードで検索にかかるかを確認することができます。たとえば特定の記事タイトルが検索にかかるのかを確認してみましょう。

特定のワードで検索にかかるかを確認

上記は、当サイトdailyhackon.com内において、「接続が拒否されました」というキーワードでサイト内のページが検索にかかるのかを確認できます。問題なくインデックスされているのが確認できますね。

Google Search Consoleで確認する

サーチコンソールは、Googleが提供するサービスで、WEBサイトを登録しておくとサイトのトラフィック、流入キーワードや掲載順位の確認、サイト内で発生している問題等を確認することができるツールです。

■Google Search Console
https://search.google.com/search-console

Google Analyticsという、Google Search Consoleと似ている解析ツールがあります。GoogleサーチコンソールはどちらかというとWebサイトがどのような状態であるかを特にSEOの面から管理・把握するためのツールであるのに対し、Googleアナリティクスは実際にユーザーがどのようにサイトを利用しているかを把握するためのアクセス解析ツールです。

どちらも利用料は無料。Google Analyticsと並んでWEBマーケティングには欠かせない存在です。

この記事では、サーチコンソールが導入(プロパティが作成)されていて、基本的な操作方法が理解できていることを前提に進めます。

サーチコンソールを開きます。インデックスはサーチコンソール内のメニュー「カバレッジ」から確認できます。

インデックスはサーチコンソール内のメニュー「カバレッジ」から確認

インデックスに登録されたページの総数が表示されます。例えばブログサイトなど、定期的に記事を更新している場合、インデックス数は基本的に増えていくことになります。

インデックスに登録されたページの総数が表示されます。例えばブログサイトなど、定期的に記事を更新してい

また、ここで表示される数値は、先ほどのsite:検索コマンドで調べる方法よりも正確な数字です。

エラーや警告といったカタチで、現状の問題点を確認することも可能ですので、それらをヒントにインデックス数の改善を行いましょう。

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インデックスされていない場合の対応方法

ページがインデックスされていない場合、検索からの流入が見込めません。クローラーにサイトを巡回してもらいページを見つけてもらいましょう。サーチコンソール上で行うことを前提としています。

  • サイトマップ送信
  • URL検査ツールのインデックスリクエスト

ページがインデックスされていない場合は、URLがサイトマップから送信されているかを確認します。

サイトマップの送信

サーチコンソール内のメニュー「サイトマップ」から、現在の状況を確認、Googleへ送信することが可能です。
まず、sitemap.xmlというファイルを作成しサーバにアップ。アップしたファイルの場所(URL)を通知することで、Google側が認知してくれます。

sitemap.xmlというファイルを作成しサーバにアップ

ステータスが成功と表示されており、サイトマップファイルの送信に問題がなかったことが確認できます。

なお、サイトマップファイルの作成方法についてはここではご紹介しません。後日、別途記事を作成したいと考えています。

URL検査ツールのインデックスリクエスト(旧fetch as Google)

サーチコンソール内のメニュー「URL 検査」から、個別のページごとにインデックスの状況を確認することが可能です。

上部にある検索欄に、確認したいページのURLを入力します。

上部にある検索欄に、確

上記画像の通り、問題なくインデックスがされていることが確認できます。逆に登録がされていない場合はどうでしょうか。

問題なくインデックスがされていることが確認できます

インデックス登録がされておらず、「URLがGoogleに登録されていません」と表示されます。

なお「インデックス登録をリクエスト」から、このページのインデックス登録をリクエストすることが可能です。

ページのインデックス登録をリクエスト

クロールをリクエストすることができました。

なお、サイトマップの送信およびURL検査ツールのインデックスリクエスト共に、確実にGoogle側にインデックスされるわけではありません。

更新頻度や品質が低いサイトのページは、インデックス登録されるのに時間を要すると考えられます。早期にインデックスされるためには、日頃からクオリティの高いコンテンツを追加し続けるということが重要です。

まとめ

どんなに素晴らしいWEBサイトやコンテンツであっても、検索エンジンにインデックスされていなければ、ユーザは検索からたどり着くことができません。

インデックスされるか、またそのタイミングはGoogle側にかかっていますが、サイト管理者側は質の高いコンテンツとサーチコンソールなど、用意されたツールを最大限活用しインデックス状況の改善を意識しましょう。