2022-03-02

ディスクリプションタグはSEO対策に効果がない?

HTML5に関する記事

WEB制作を行う際、特に意識せずディスクリプションタグを記入しています。その理由は、SEO対策に効果があるから、、、と考えていたからです。しかし、勘違いをしていたようです。meta descriptionタグは、どのような効果があるのか、調査しました。

ディスクリプションタグ(meta description)とは

そもそもディスクリプションタグとはどういったものなのでしょう。

ディスクリプションは、メタディスクリプション(meta description)とも呼ばれ、そのWEBページがどのような内容を記載しているのか、ページを要約、説明を記載するためのタグのことです。

下記画像のように、検索時に検索結果に表示されます。

SEO対策としては意味がない?

SEO対策では、ディスクリプションが検索順位に直接影響することはありません。長らく勘違いしていました…。Google検索セントラルでも明示されています。

Google検索セントラル
https://developers.google.com/search

つまり、検索順位を上げたいという狭義のSEO対策においては意味がなく、ディスクリプションタグを設定する必要はない。SEOキーワードをどう入れるかなども、気にする必要はないということ。
もっとも、今後ディスクリプションについての扱いに変更がある可能性も考えられます。(2022年2月時点)

とはいえ、ディスクリプションは検索結果に表示される文字です。ユーザは自分の求めている情報かを判断するので、ディスクリプションの内容次第で、検索後のクリック率(CTR)は大きく左右されます。

クリック率が上がれば、結果として上位表示されるのと同様、サイトへの流入を増加させる効果があります。そのため、ユーザがクリックしたくなるようなディスクリプションの設計が重要となります。CTRの増加がディスクリプションを設定する最も重要な理由です。

つまり、検索順位には直接関係ありませんが、広義のSEO対策といっても誤りではありません。

ディスクリプションを設定しない場合

ディスクリプションを設定していなければ、ページのテキストが抜粋され、検索結果に表示されます。しかし、Google側が作成したものなので、意図しない文章が表示されてしまう可能性があります。

ディスクリプションを設定した場合は、指定したテキストが概ね表示されます。設定されていなくても、ディスクリプションは検索結果に表示されます。

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ディスクリプションの記述方法

HTMLの~内にタグの内容として、下記のようにcontent=""の内容として記述します。

<meta name="description" content="〇〇〇〇">

適当な文章を入れてみました。

<meta name="description" content="ディスクリプションは、メタディスクリプション(meta description)とも呼ばれ、そのWEBページがどのような内容を記載しているのか、ページを要約、説明を記載するためのタグのことです。">

ソースコードも確認してみましょう。

ディスクリプション作成時の注意点

文字数を意識する

検索結果ページで表示される文字数は、120文字前後。スマートフォンでは50文字前後です。文字数をオーバーすると、「…」と省略されてしまします。

スマートフォンでの表示を前提に、メインで伝えたい内容を前半にもってくるなどの工夫が必要です。

ページごとに独自のテキストを配置する

WEBサイト全体で同一の文章を設定することは避けましょう。ディスクリプションがページの内容の要約である以上、ページごとに内容が異なって然るべきです。ページごとに独自の説明をわかりやすく設定することが、ユーザのクリックを誘発する可能性を高めます。

適切なキーワードを配置する

検索結果が表示されるの際、検索キーワードがディスクリプションと合致すると、その部分が太字でハイライトされます。

また、スマホユーザに対しては、表示される文字数に制限があるため、前半部分に想定しているキーワードを置くのがよいと考えます。検索ユーザーの目に付きやすくなるため、クリック率の上昇につながります。

同じキーワードを不自然に、何度も繰り返し配置するのは避けましょう。また、文章ではなく、単語が羅列されているだけのディスクリプションも効果的ではありません。

動的にページを表示するコンテンツの場合

WordPressなどのCMSや、フレームワークを使用している場合、ディスクリプションタグを含むヘッダー部分が共通化されているはずです。記事やコンテンツの情報を動的に読み取り、ページを生成するというのが一般的なのではないでしょうか。

WordPressにおいて、記事ごとに完全にディスクリプションの内容をコントロールしたいのであれば、プラグインを導入しましょう。

All in One SEO Packというプラグインを使用すれば、簡単にタイトルやディスクリプション、その他SEOに関係する設定を行うことができます。

まとめ

これまで検索SEO対策に効果があると、誤った認識をしていましたが、ディスクリプションの作成ルールについては齟齬がなかったので、結果として対策内容に誤りはなく結果オーライでした。世の中、知っているようで知らないことばかりですね…

なお、ディスクリプションはSEOの上位表示検索には関係ありませんでしたが、タイトルはSEO対策に大きく関係がありますので必ず設置しましょう。

タイトル、ディスクリプション共に、最低限のルールを守りつつ、このページはユーザに何を伝えたいのか、という事を考えながら作成すればおのずと合格ラインを超えられると思います。