2022-05-17

リスティング広告の運用中に他社からキーワードの除外依頼が来た

Google広告に関する記事

Google広告を中心にリスティング広告を出稿しています。

先日とある企業から、キーワードの除外依頼の連絡が来ました。
なお、業種は全く関係がなく「競合他社」ではない某名刺管理サービスを展開する上場企業、sans〇n(以下S社)です。

除外申請のあったキーワードは、S社の展開するサービス名(以下Bサービス)でした。こちらが意図して指定していた訳ではなく、部分一致で指定していたキーワードから拡張されて表示されてしまっていたようです。

どう対応したか

ハートフルに対応しました。

通常であれば、要望通り除外キーワードに指定して、その旨を連絡。それで完了です。「はいはい。除外ですね」と。

しかし、今回は事情が異なりました。なんと、お問合せの際、広告をクリックしこちらの広告費を消化、広告用コンテンツ(LP)のフォームから連絡をしてきたのです…。これはマナーに反するでしょうが。

そのうえ、除外キーワードの追加が完了したら報告しろとのこと。

「は?」

先方はCM広告をバンバン流すような上場会社、対してこちらは吹けば飛ぶような零細企業(実際はS社のサービス利用者であり売上高だって負けてませんし上場企業)。上から目線で「指示」していただきました。

非常に不愉快になりまして、無視を決め込みました。

しかし、なんということでしょう…!再び広告用コンテンツから連絡をしてきたのです…。そのうえ前回のコピペ文章。

このまま無視し続けると、こちらが対応するまで付きまとわれそうなので、除外キーワードに追加。接続元のIPアドレスをGoogle広告とサイト側に設定を行い拒否。ついでにメールに記載されていた氏名を名指しして会社にクレームを入れました。

危ない人間(会社)とは距離を置くに限ります。

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本来どのように対応すべきか

そもそもリスティング広告のキーワード指定に関しては、専ら自由競争ですので、誰がどのようなキーワードで出稿しようとも、Googleの規約に抵触しない限りはとやかく言われる筋合いはありません。

しかし、今回のように他社の指名キーワードであり、マッチタイプの関係などで意図せず表示されてしまっているなど、除外キーワードに追加することに全く問題がない(むしろ無駄なクリックが避けられる)場合はお互い強力し合うべきであるとも思います。

その際は自分の要望を一方的に伝えるだけではなく、お互いにメリットがあるということを丁寧に伝えるようにしましょう。

「お手数をお掛けしてすみません~。CPCを下げたいんです~」といった感じで連絡をもらえれば、そんなに手間ではないので、いやな顔ひとつくらいで対応します。

いきなり、取引先でもない見ず知らずの他人から「こうしてくれ」と言われても動く気になりません。

社会人としてのマナーを守り、人として最低限の敬意を持って人には接しましょう、と改めて感じた次第です。まあここで言う社会人のマナーというのは専らの主観ですが。