2022-02-25
イラストレータで文字を傾けて斜体(イタリック)にする方法
イラストレータでイタリック体のように、文字を斜めに表示したいという場合があります。
そのフォントのフォントスタイルにイタリック体があれば問題ないのですが、フォントにイタリックスタイルが用意されていない、フォントが日本語である場合には斜体にできません。
そういった場合には、テキストとしてスタイルを変更するのではなく、オブジェクトを「変形」させて対応しましょう。
解決方法
斜体にしたい文字を入力し選択します。
文字が選択された状態で、「変形ツール」のパネルを表示し、「シアー」項目のプルダウンで任意の数値を選択します。既定の数値を選択するのみならず、任意の値を入力し細かく調整することもできます。
下記の画像はシアー値20°を選択したもの。
きれいなイタリック体になりました!
斜体を元に戻すには
一度斜体化すると、シアー値の入力欄が0°になってしまいます。そのため、先ほど20°傾けた状態を0に戻すという事ができません。傾いた文字を再度-20°傾けることで0°の状態に戻す必要がありますので、ご注意ください。
斜めにできるのは文字(テキスト)だけではない
シアーを使用しての斜体化は、文字の機能を使用したものではありません。オブジェクトを斜めに「変形」しているだけなので、画像やアウトライン化した文字など、文字以外の斜体化でも利用できます。
様々なシーンで利用出来そうな機能ですね。