2022-02-20

Amazon Web Servicesとは 〜Amazonが提供するクラウドサービス

AWSに関する記事

最近さまざまなところで耳にするようになったAmazon Web Services(以下、AWS)。なにやら便利でよいものらしいことはわかっても、具体的にどのようなものなのかは、実際に仕事で使用するなどしていないとよくわかりませんね。AWSサービスの概要と特徴とメリットについて解説します。

Amazon Web Servicesとは

AWSは、世界中でもっとも利用されているクラウドコンピューティングサービスの1つです。インターネット通販で有名なAmazonが、ECで培った自社のノウハウを活かして提供しています。
クラウドコンピューティングサービスとは、サーバやネットワークなどをインターネット経由で貸してくれるサービスで。Amazon EC2やAmazon S3 という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。それらは、AWSで提供されているサービス名です。

AWSでは、コンピューティング、ストレージ、データベース、分析、ネットワーク、開発者用ツール、管理ツール、セキュリティなど、さまざまなサービスが用意されています。AWSのさまざまなサービスを組み合わせれば、あらゆるアプリケーションやインフラを実現することができます。

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システム運用に必要なサービス一式を借りられる

AWSが提供しているものは、Webサイトや業務システムを運用するのに必要な機能を網羅するといっても過言ではありません。レンタルサーバーのようなサーバーを貸してくれるホスティングサービスは、昔から存在しますが、AWSが特徴的なのは、事業者ごとからそれぞれ借りなければならなかったインフラを、まるっとAWSで調達できることです。OS、WEBサーバ、データベースサーバなどに必要なソフトウェアまで丸ごと手配できるます。

サービスを組み合わせやすい

多岐にわたるサービスが提供されているので、何か始めようと思ったときに、必要な機能はAWSだけで足ります。AWS内で複数のサービスを組み合わせてサービスを構築することが容易で、サービス間の連携は年々強化されています。

また、AWSとAWS外のシステムやネットワークを連携する事例も増えています。サーバーの一部だけをAWSで調達したり、社内LANとAWSとをつなぐこともできます。

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従量制なので使う分だけを借りられる

AWSの料金は従量制が基本です。そのため、とりあえず今必要な分から始められ、足りなくなったらその都度追加が可能です。自分が必要だと思う分だけを必要なときに借りられるのです。

専門家でなくても使える

AWSには、あまり技術に詳しくない人でも操作できる、さまざまなしくみが備わっています。そのため、ある程度の規模であれば、ネットワークやサー
バ等のインフラ技術者でなくても使えます。また、WEBブラウザでアクセスして操作するため、インターネット環境があれば、いつでもどこでも操作可能です。

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日本語と日本円の支払いに対応している

多くのAWSサービスは、日本語に対応しています。料金も、単価はUSドルで表示されますが、日本円で支払います。また、東京と大阪に、日本担当チームが導入にあたっての相談窓口を設けているので、概算見積もりやシステム導入に関する相談などを行えます。

その他、NTTデータ、伊藤忠テクノソリューションズなど、AWSの導入を支援するパートナー企業もあります。そこに相談してみるのもよいでしょう。

セキュリティの基準

各国およびグローバルのコンプライアンス認証および証明がなされており、法律・規制・プライバシー基準に準拠しています。日本の基準としては、FISC(公益財団法人 金融情報システムセンター)、FinTech、医療情報ガイドライン、政府機関等の情報セキュリティ対策のための統一基準群に準拠しています。

AWSは国内外のセキュリティ統一基準群に準拠

日本の基準 FINTECH
https://aws.amazon.com/jp/compliance/fintech/

国際的な基準 cloud security alliance
https://aws.amazon.com/jp/compliance/csa/

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グローバル展開しやすい

AWSでは、サーバーなどを置いて運用するデータセンターを、世界の21のリージョン(地域)にある66のアベイラビリティーゾーン(施設)で運用しています。そのため、グローバル展開した場合でも、サイト閲覧者やシステム使用者に、地理的に近い場所のリージョンでサービスを開始できます。日本でも、東京リージョンと大阪リージョンがあり、多くのユーザーが東京リージョンを使用しています。

まとめ

  • AWSではシステム運用に必要なサービス一式を借りられる
  • AWSには数多くのサービスがあり組み合わせて利用できる
  • 日料金は従量制なので使う分だけを借りられる
  • AWSには技術に詳しくない人でも使えるしくみが備わっており専門家でなくても使える