2022-03-26
WinSCPクライアントでAmazon S3プロトコルを使用して接続する
WinSCPでAmazon S3に接続する方法をご紹介します。
マネジメントコンソールからブラウザ上でファイル操作を行う事が可能ですが、クライアントツールを用いた操作のほうが直感的ですよね。
WinSCPにはAmazon S3専用の転送プロトコルが用意されています。WinSCPのインストールから設定、実際の接続までの流れをご紹介します。
WinSCPのダウンロード、インストール
公式サイトからインストーラーをダウンロードします。
DOWNLOAD WINSCP x.xx.x
と記載されたボタンをクリックするとダウンロードが開始します。バージョンはデフォルトで表示されている、最新版をインストールしてください。現時点の最新バージョンは5.19.6です。
余談ですが、以前はWinSCPにAmazon S3の専用プロトコルは用意されていませんでした。いつの間にか実装されていました。調べてみたところ、5.13からとのこと。
ダウンロードしたファイル(WinSCP-x.xx.x-Setup.exe)をダブルクリックして、インストーラからインストールを行います。使用許諾書に同意します。
完全なアップグレード(F)(推奨)が選択されていることを確認して「次へ」。
インストール準備完了、と表示されますので「インストール」ボタンをクリック。
インストール完了。「完了」ボタンをクリック。
WinSCPのセットアップ
WinSCPを起動すると、「転送プロトコル」プルダウンで「Amazon S3」を選択します。
選択すると「ホスト名」と「ポート番号」に値が入り、「アクセスキーID」と「シークレットキー」の入力項目が表示されます。
アクセスキーIDとシークレットキーは、AWSマネジメントコンソールからダウンロードすることが可能です。
アクセスキーを入力し、「設定」をクリック。
高度なサイトの設定画面が表示されます。左のメニューで「ディレクトリ」を選択するとディレクトリの設定画面に切り替わります。「リモートディレクトリ」にAmazon S3のバケット名を入力します。この指定を行わないと接続ができませんのでご注意ください。
「保存」ボタンを押し、入力した情報を保存します。「セッションの保存名」はわかり易い名前にしましょう。
新しいサイトとして登録されました。「ログイン」ボタンをクリック。
シークレットキーの入力画面が表示されます。入力し「OK」をクリック。
接続ができました!
まとめ
Amazon S3で静的サイトを運営している場合など、このようにFTPクライアントで操作できれば便利ですね。
もっとも有名なクライアントソフト、WinSCPで専用プロトコルが用意されました。AWSの浸透を実感させられます。