2023-07-07

エクセルのTEXT関数でハイフンなしの郵便番号をハイフンありに変換する方法

エクセルに関する記事

エクセル上で、ハイフンのない郵便番号データ「1234567」(7桁の数字)を「123-4567」のような郵便番号の形式に変更する必要がありました。

セルの書式設定でも表示を変更することは可能ですが、今回はTEXT関数を使用して、データそのものにハイフンを挿入する方法をご紹介します。

郵便番号フォーマットに整形

A1セルに挿入された「1234567」を、B1セルで「123-4567」フォーマットに変換しています。

郵便番号フォーマットに整形
●郵便番号を「3桁ハイフン4桁」に整形

=TEXT(A1,"###-####")

郵便番号が例になっていますが、電話番号なども考え方は同じなので流用可能です。

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TEXT関数について

関数について少し補足しておきます。

TEXT関数は、表示形式コードを引数で指定することで、数値を指定した書式の文字列に変換します。表示形式コードのフォーマットを必要に応じて変更することで、表示形式を自由に変更することができます。数値をより読みやすい形式で表示する場合や、数値を文字列または記号と組み合わせて使う場合に有効です。

ポイント
TEXT関数は、数値を文字列に変換します。そのため、後の計算で参照するのが困難になる可能性があります。1つのセルに元の値を保持し、別のセルでTEXT関数を使用することをお勧めします。 この後、他の数式を作成する必要がある場合は、TEXT関数の結果ではなく、元の値を参照するようにしましょう

=TEXT(値, “表示するフォーマット”)

その他のサンプル

郵便番号以外のTEXT関数使用例も紹介します。

表示例
=TEXT(TODAY(), “YY/MM/DD”)当日の日付を「年/月/日」の形式で表示
e.g.)23/07/07
=TEXT(NOW(), “HH:MM AM/PM”)現在の時刻を表示
e.g.)02:30 PM
=TEXT(0.145,”0.0%”)パーセンテージを表示
e.g.)14.5%
=TEXT(7.75,”# ?/?”)分数
e.g.)7 3/4
=TEXT(9876,”00000000″)先頭にゼロを追加表示
e.g.)00009876

TEXT関数いいですよね。うまく言えないのですが、思い通りの表示ができたときの小さな快感が癖になります。

セルの書式設定でハイフンありの郵便番号を表示

セルの書式設定で表示を切り替えることも可能です。

郵便番号データのセル(B1)を選択した状態で「セルの書式設定」を開く(Ctrl+1)。
表示形式タブ→分類:その他→種類:郵便番号を選択する。

セルの書式設定で郵便番号を整形して表示

7桁の数字が、ハイフンありの郵便番号形式で表示されました。

エクセルに限ったことではありませんが、目的に対して選び得るさまざまな手段がある場合があります。値をどのように使用するのかなど、その後どのようにデータを管理するのかで使い分けることができるかが重要となります。